11/26/2012

師走近づく

23日(金)からの3連休を利用して、熊本在住の甥っ子家族5名が帰ってきました。宮崎にいる姪っ子家族も合流~で、普段静かな家が一挙に賑やかになりました。
写真の柿は渋柿、かじっても渋いだけですが・・
 皮をむき、軒下に吊るして2週間ほど・・
 こんな感じになったら食べごろ・・干せば干すほどに甘く硬くなりますが、生乾き状態の半熟干し柿も既に甘さ充分で美味いです・・

庭の片隅のヘチマ棚に長~いやつが取り残されていた。若いヘチマは宮崎でも野菜として使われますが、これを見ると、沖縄のマーベラチャンプルーをつい思い出します。こうなったら固過ぎで最早食べられず、タワシの代用品として使うしかありません。

24日(土)風ビュービューの中ですが、午前11時に堀切峠近くの港から出漁~連休中とあって、港の防波堤には多くの釣り人の姿がありました・・
 承知なれど風強く沖に出られず、知り合いの船も岸から1キロ内にいた。山かげの風裏でも大きなウネリがあり~ちょっと苦戦の釣りになりましたが・・
こんなサイズ、ちょっと小振りのグレが頻繁にあたり・・結構な引きを楽しませてくれました・・
 そんな中、ときどき・・強烈アタリでぶっち切られ発生~船長曰く、イシダイじゃなかかね~!?
そげんこつ4~5発に一回とるっば、よか~!っとのことでした。イッパツもとれませんでした^^;~。
これは三の字。親戚のお兄ちゃんが掛けた和名ニザダイ、タイと云ってもウロコなし。で、カワハギに近い感じ、刺身にしたら透明感のある白身でカワハギやフグみたいでした。
こっちは正真正銘のホンカワハギ。肝を醤油で解きほぐし、その刺身は超美味・・流石なり~^^~
ぐっぐっ~と重くなりあがったものは・・ウミウシでなくナマコでもなし。これソフトコーラルの仲間かな~!?
 宮崎はいま午後5時ごのろ日没。夕日の中であがってきたのはイスズミだった・・
 PM5時18分、最後の一投できたカサゴ。これは即刻海へお帰りいただきました・・そして、帰港。

 24日(土)夜。甥&姪っ子家族大集合にて、いつもにも増しての大宴会~^^~
これ、甥っ子のお土産、熊本名物の極上馬刺しです。今夜もテーブルの上は山海の珍味で満漢全席状態~迷い箸どころか、目が迷う~^^;~

25日(日)みんなでXmas&正月飾り教室開催しました・・
青竹の台は手づくりです。繁殖力旺盛で、庭の防風林になっている蓬莱竹。干支をあしらって完成~!これ、簡単に作れるので意外に大好評でした^^~
 あ~どんどん師走が近づいてくるな~竜宮城にいると、時の経つのを忘れてしまいます・・
11月中には現実の世界に戻らないといけません・・!?

11/21/2012

日向灘夜釣り

11月20日(火)晴れ。
「釣り行かんね?」と義弟よりTEL。標準語では「釣りに行こうか?」と、誘われ断わる理由などなし。「即答OK!」で日南海岸の磯釣りにいってきました。
あの登山の、全身筋肉痛が未だちょっと残ってはいるものの、釣りに行ったら風邪でも治る~と、昔から信じていますので・・^^;~

鵜戸神宮の鳥居をくぐり、坂道を途中まで上ったところに車を止めた。今まで登ってきた分だけ、今度は自分の足で海岸まで降りなければなりません。

日向灘を航行する船の目じるしの灯台です。日本でもここだけにしかない「石灯籠型」。断崖を降りてこの灯台の直下で竿を出しました。

垂直に近い崖を降りると、こんな奇妙な岩場だった。砂丘の風紋みたいですが砂岩の表面です。風雨や波浪で削られた為ではないかと・・

ここの地層は、堀切峠の様な洗濯岩状ではなく、柔らかな砂岩がむき出しになっている。

沖に自衛艦が展開し、演習中の様子だった。昨年も同じ光景をみたので恒例になっているのかも・・
これ、どこかの国なら軍事スパイになりますね・・!?

釣り場はこんな岩場・・かなり足元が悪く、歩くのにも難儀します・・

あたりが暗闇につつまれました・・この後、満天の星が天空一面に。カシオペアや冬の星座の代表格、オリオンも南の空に現れました。

一発目、あがってきたのは良型マアジ。美味そうな刺し身サイズでした。

サバもきましたよ・・手前に引き寄せると右に左に動き回るのがサバの特徴~顔を見る前からサバと分かります^^~

日没の5時半~8時半まで、3時間の釣果は↓の通り。サバ1匹とマアジが8匹でした。
この魚たちは、タタキ、酢ジメなどに。翌日の夕飯に大変美味しくいただきました。

11/20/2012

霧島の秋

都城盆地のどこからでも、霊峰高千穂の峰を仰ぎ見ることができる・・
麓一帯の紅葉が奇麗のはず、と見物を兼ねて温泉に行ってきました。霧島神宮前の道沿いも秋の装いが進んでいた。

霧島一帯では至るところから温泉が噴き出しています。もうもうと立ちあがる蒸気に硫黄の匂いも辺り一面に漂っている。

昼飯前にひとっ風呂・・と、今年の夏、一年半ぶりに再開されたとの新湯温泉へ行ってきました。あの新燃岳噴火で道路が閉鎖され、昨年は近づくことさえ出来なかったので2年ぶりになります。
ここら辺は、噴石が激しく飛んだんだろうと思います。屋根の修理や建物のペンキ塗り、看板も新しく書き直してありました。

防災サイレンが新規に設置され、こんな注意書きも掲げてありました・・

滔々と流れ落ちる温泉は、以前と変わっていませんでした。ちょっと熱めで、なんと云っても硫黄の匂いがぷ~ん・・がいいでね~

今の新燃岳です。白い煙がちょっとだけ・・
あの大噴火と違って穏やかな山です。けど、宮崎のTVでは、LIVEカメラで新燃岳の現況を映したり、風向きや風速、噴火の際に関しての注意事項を毎日放送しています。

霧島の林間道路沿いにある水汲み場です。美味しい水が評判で、いつも行列が出来ていた場所です。それが何と、断水のお知らせが・・噴火の影響が未だに残っていました。

温泉に浸かって、さて腹ごしらえ・・
霧島山麓の、地元ではちょっとした有名蕎麦屋へ。その店先にカボチャが一つ、秋の陽射しを浴びて・・美味そうに横たわっていました~

かけ蕎麦定食で、赤米のご飯もついてきました。蕎麦は勿論、手打ち。奥の部屋で大将がもくもくと打っていました。

店内にあった薪ストーブ。その上で、シイタケを2段重ねにして乾燥させていた。こんなパフォーマンスも人気の秘訣かもね・・

霧島に来ると、必ず立ち寄る高千穂牧場。
ここのソフトクリームは抜群なる美味~!この日も、広大な駐車場が満車状態だった。向こうの山は、右が高千穂の峰、左が新燃岳です。

宮崎の秋はこんな感じ・・銀杏の大樹が黄金色になっています。

11/19/2012

指宿・山川港の宿

11月17日(土)風雨強し。
16日夕刻、開聞岳を後にし約20分で、予約済みの今夜の宿に着いた。山川港岸壁に立つ民宿風旅館だった。若者が2人、アオリのエギを引いていた。聞くと、1kgほどのアオリが時々あがるとのこと。この後直ぐにポツポツと雨が降りだした。今夜から明日午前中、南九州は大荒れの予報が・・

山川漬けで有名な山川ですが、同時に鰹の町でもあるようです。夕飯、宿の一押し「鰹のたたき」を戴きました。酢醤油味でカツオが隠れるほど、玉葱のスライスが乗っかっていた。

ロビーに飾ってありました。竹の釣り竿に付いていた珍しいリール、かなりの年代モノとみました。

17日朝、宿をチェックアウト。薩摩半島と大隅半島の根占港を結ぶフェリーに乗船するため港に向かった。宿の前にJR山川駅があり、この駅は有人駅としては日本最南端に位置するもの、と説明書きがありました。

午前10時のフェリーに乗船すべく乗り場に着くと、波浪注意報発令中のため「本日欠航」の告知板あり・・あれれ~!薩摩半島と対岸の大隅半島を50分で結ぶフェリーですが、予定の鹿児島湾横断を断念。これは伊勢湾で云うと、伊良湖ー鳥羽フェリーが欠航~みたいな状況ですね。

そう云うことで、帰路はそのまま薩摩半島の西海岸を北上することになった。
風雨のため、車の中で撮ったJR西大山駅。この無人駅は、日本最南端のJR駅で、最近、NHK番組の家族に乾杯で釣瓶が紹介していたそうです。その他、浦島太郎伝説でも知られる長崎鼻に立ち寄るも、雨強く下車見送り。

雨の車窓から眺める開聞岳は、すっぽり雲に覆われていた。一日ずれていたら登山不可だった~

東シナ海を望みながら海岸線を北上、枕崎市に入った。港の海産物売店には活魚や練モノなど海の幸がたくさん並んでいました。

更に北へ。
薩摩藩の金鉱山で、平成9年に至るまで実際に採掘が行われていたという串木野金山跡を見物。
金鉱脈が底をついた現在、鉱洞の奥深くは薩摩焼酎の醸造と熟成をする焼酎蔵に変身していた。

江戸の昔を彷彿させる建物とその庭園に、深まりゆく小さな秋の景色を見つけた。

金鉱山時代、実際に使われていたトロッコに乗り、鉱洞の奥700mまで入った。途中、西郷どんの様な薩摩弁によるアナウンスに乗客から笑いが漏れていた・・

坑道の奥へ、奥へ・・ゆっくりと。

更に深い縦の鉱区から、採掘した岩石を巻き上げる機械も当時のまま残されていた。

採掘した岩石1トンあたりに含有する純金は、わずか4g前後だと説明を受けた。そして、展示してあったこの石には何と2kgの金が含まれているとのこと。まさにお宝の石だ。

自然の為せるワザ、瑠璃色に輝く石も・・

そして今、年間を通して20度Cの地下で杜氏による焼酎の醸造~醸成まで、一貫生産が行われていた。ドラム缶より大きな土瓶の中で、薩摩焼酎がゆっくり眠っている。
きょうは都城の弟宅にて一泊、明日の予定は霧島温泉へ。紅葉が見ごろのはず・・