6/22/2013

2013年・スペイン夏の思い出(Ⅷ)旅の終わりに

 七~八日目。6月7~8日(金~土)。
スペイン夏の思い出8日間は、いよいよ最終章になりました。6月7日(金)モーニングコールは午前5時45分。7時にはホテルを出てマドリッド空港へ向かうスケジュール。と、云うことで朝食はホテルで摂れません。で、7日の夜に心尽くしの「朝食一式」をコンダクターのタナカ嬢がペーパーBAGに用意してくれていました。

マドリッド発ヘルシンキ行きは、AM10時25分に飛び立ち午後3時30分ヘルシンキ着。その機内食は軽くサンドイッチとコーヒーだった。
 乗り継ぎ待ち約2時間。ヘルシンキ発午後5時15分のFINNAIR・セントレア行きは、約9時間半後に中部国際空港に到着予定です。

さて、7~8日と帰国に2日間も必要なんですね・・!?不思議ですね。これは西から東に移動する宿命・・お天とさんに向かって飛ぶと、あっという間に時間が過ぎてしまいます。その反対に、東から西に飛ぶときは、お天とさんと一緒の方向に動くので時間経過が遅くなります。来るときに、西へ飛んで寿命を「得」した分だけ、きょうは「損」をすることになります。で、人生はプラマイ・ゼロ!となり、丸く収まることになるわけですね。

長時間のフライトで、座席のモニター画面をちょこちょこ触っていました~。
と、これは衛星電話の架け方。所謂“取説”ですが、これがまた難解!?冒頭の「電話助け」は「電話のかけ方」として・・「呼び出し出版物を取付けるために・・」はどうしても不可解^^;~もっとも、電話をかける気などさらさらなく、タダの冷やかし時間つぶしですが~^^;~
この説明も??ですね。凡そ見当はつくんですが・・。一流のエアラインですからね、NETの翻訳機能並みのこれではね~!?
 ここは「座席から地上の呼び出し」・・と意訳して。で、その下、最後にこんな分かり易い説明があるではありませんか~^^~けど、700円/分ではインキョGGには用がありませんけどね^^;~
変な日本語は、意味の通る普通の文章にして欲しいですね。
あっと云う間に夜なって、あっと云う間に夜が明けた~05:00JST、窓から朝日が射しこんできましたよ。
05:26JST、ハルビン上空にさしかかりました。お、おや~このまま行くとノースコリアか~!?
 その時のモニター画面です。飛び立ったヘルシンキは夜の11時26分。そして今朝10時25分に飛び立ったマドリッドは、いま夜の10時26分です。一方、日本は朝の5時26分。
と云う事で、ほんとは今は「夜」なんだけど・・今は既に「朝」あれれ!?
 その予感は見事的中!!間違いなく「北」の上空「チョンジン」を通過しましたよ~国交がないと通過できません。え、え、え~!?
早速検索しました~「・・・と国交のある国」で、その結果は、
「2006年3月の時点で158カ国と国交があります。先進国ではアメリカ、日本、フランス以外はたいてい国交があります。イギリスやドイツともありますよ。」当然、フィンランドも。
「じぇじぇじぇ~!」
機はセントレアを横目に一旦通過。伊勢湾上空で反転、南の進入路からアプローチ。快晴の土曜日とあって、釣り船多数あり。
6月8日、土曜日。
午前8時52分、FINNAIR-AY0079はセントレア着。

今年の夏は、故あって南の島へ行くことは適いませんでした。
しかし、スペインの世界遺産を巡る8日間、短い時間ながら中身の濃い充実の旅でした。
トラピックスのタナカさん始め、旅でご一緒頂いた皆さん、楽しい想い出を
ありがとうございました。
又いつか、お会いできるのを楽しみにしています。

旅の終わりに、想い出のザ・ベスト・ワンショット!
数百枚の中から、インキョGGが選んだ最も価値ある一枚を掲載させて頂きます。
皆さんは、ブログの中からどの一枚をお選びになりますか・・!?
折りしも、今年は日本ースペイン交流400周年。
今も「日立不思議発見・バルセロナ特集」サグラダ ファミリアの放送を観ながら書いてます^^~
「えっ!豊田市出身の寿司屋さんが、バルセロナで超有名な料理人」って出ていますよ。

最後に、
「一Q&エイコの旅日記」は、次なる旅に出るまで休止状態になります。日々のインキョGGは
TAIBOWS船長の出漁日誌に出ています。

今後とも、両方のブログのご贔屓を宜しくお願いいたします。
(END)

6/19/2013

スペイン夏の思い出8日間(Ⅶ)マドリッド

五日目。6月5日のつづき・・
6月5日夕方、コルドバからマドリッド市内に入ってきました。流石スペインの首都、車も多く他の都市と比べちょっと喧騒の感あり・・
 夕食の前に、スペイン広場やグランビア通りなどを車窓より見物。
 道路沿いの花壇について気がついたこと・・それは植栽の色彩感覚。あれもこれも、狭い花壇にいろんな色をごちゃ混ぜにする、日本でよく見かけるパターンですが・・それに比べ、ここは一望の範囲全てピンク一色ですね・・
 そしてこちら、白一色。混ぜ混ぜの配色より、空間デザインが遥かに優れていると思います。
この後、マドリッドの夕食は今回初の中華料理へ。塩味がちょっときつい感じだったけど、食べ慣れたチャイニーズ クイジーンに満足^^~
 六日目。6月6日(木)。
6月6日の朝食。おや・・!またまたあのハムが~^^;~ほんと、美味かったです。テーブルクロスがお洒落ですね。スペインの誇る、プラドとソフィア美術館が直ぐ傍にありますからね。
 朝食後、プラド美術館まで徒歩にて。ビルの壁一面に植栽あり。断崖絶壁の植生が見事に再現されている。ビルの壁面もアートに・・スペイン凄いな~!
 よく見ると、壁面には滴たり落ちる水が・・この給水システムにより、絶壁での生育環境が保たれている。あたかも、大自然の一部を切り取った様な光景を再現してみせていた。
 プラド美術館の庭にGOYAの像があった。ここには、多くの宮廷画家の作品群が展示されていた。塀を隔てて向こうに、あのRAFFLESが見えた・・
プラド美術館でスペイン国宝級の絵画鑑賞。その後解散となり、自由行動。早速、LUNCHタイム・・
通りのカフェでメニューを見ていると・・変に陽気なオヤジさんの呼び込みに釣られた~
 で、コーラで乾いた喉を潤し・・
 ピザを注文した・・
 燃料補給の後、国立ソフィア美術館へ向かう。
 道筋の肉屋さん、生ハムがぶらぶら下がっている・・
 静かな館内を巡り巡って、一番奥の部屋にはあの・・ゲルニカがあった。誰もが一生一度は見てみたい絵画ですが、余計な私見を述べるよりNET情報に任せることにします。
 美術鑑賞は喉が渇きますね~!美術館前のカフェで、またまた一息入れた・・^^;~スペインではドリンクを頼むとポテトチップスがついてきます。
 大通りの雰囲気、こんな感じ・・
 地下鉄の入り口があった。
 中に入って暫く進み、切符買わずに・・
 再び地上へ。
何か迷っている素振りをすると、必ず誰かが助け舟~で、スペイン語で捲くしたてられます^^;~皆さん親切です・・が、ゴメンナサイ~wwオテアゲ!
 夕方、フラメンコ見にいきました。
 時間があるので、そこら辺をちょこちょこ散歩・・花屋の店先にBONSAI発見!60ユーロは高いのか、安いのか~!?
 スーパーに寄った。ここで両手いっぱいのモノ買っちゃいました。中でも、チーズが美味かった~!こんな美味いチーズ初めて。スペイン旅行のお土産の殆ど全て、Dia Marketで調達しました。
 広場にナイトマーケットの屋台が出ていました。民芸雑貨や手づくりナッツなどが並んでいた。
 国籍・出所不明のものもあったりして・・
 フラメンコの前に、小腹がすいたので路上のカフェでピザを注文。
 メニューの写真が小ぶりだった。で、違う種類を其々2個ずつ・・合計8皿~と・・
 出てきてびっくり玉手箱~!大きいの何のボリュームたっぷり。一人で2個は多すぎ~!で、生地だけ残ったお皿です。ウエーターのお兄ちゃんには謝りまいたよ「美味かったけど多すぎた~!」
 PM8:30分のブッキングでフラメンコ鑑賞・・ワインの赤と白、ハーフボトル一本づつ。
 イベリコ生ハムは高いので頼みませんでした^^;~よそのオーダーをちゃっかり撮影~。
 頼んだのはイカリング~^^;~ハハハ・・
 Cafe De Chinitasのフラメンコは迫力ありましたよ~
 スペインと云えばフラメンコ、フラメンコと云えばスペイン・・
CHINITASのプロモーション映像で観てください・・
 
フラメンコの余韻に浸りながら、TAXIでホテルへ。かくして、マドリッド最後の夜は更けていった。
 明日は早朝起床~直ぐに空港へ向かわねばなりません・・ヘルシンキ経由セントレアへ。旅の終わりの最終章へ(つづく)

6/17/2013

スペイン夏の思い出8日間(Ⅵ)コルドバ

 五日目。6月5日(水)。
またまた絶好調、セルビアでの朝ごはん・・
あれ~どこかで見たことあるな~!?そう、四日目(01)ミハスの写真と似てる~^^;~マーブルの生ハム、皿の上の位置も同じ^^;~これからコルドバに向かいます。
 セルビアで、今回の旅初めての大きな川を見た。こんな大河ゆえ、地中海から随分内陸のここまで船で遡ることができたんですね。
 、セビリアの朝の通勤ラッシュ。どこも同じ光景です・・
 コルドバへ向かう途中、ヒマワリ畑の見物。高速道を降りると・・コウノトリが営巣中。畑の中に鉄塔が~この形状からすると、コウノトリ専用巣作りタワーかと・・。
 広大なヒマワリ畑。色づいたところ、まだ固い蕾のところ、収獲のローテーションを考えてのことか!?畑によって生育状況が違う・・そして、草丈がかなり低い。収獲し易いように改良された矮性種かな・・。
 ファーマーのトラクターが帰ってきた。ここの農家のヤードには黒豚が沢山飼育されていた。
 と、コウノトリの一羽が大きく弧を描き帰ってきました。その着巣の瞬間を撮り逃がしてしまった。一瞬のチャンスにデジカメの起動が間に合わず^^;~
 スペイン旅行中、高速道沿線でよく見かけた巨大な黒牛の立て看板・・なんの商品名も書いてない。これだけで分かるスペインでは有名な「何か」の宣伝ですね。
 コウノトリの巣、三軒長屋もあった・・
 太陽の降り注ぐ国、スペイン。メガソーラーのパワープラントをあちこちで見かけた。
 セビリアから約150km、コルドバの歴史地区に到着。大きなグアダルキビル川の手前で下車、橋を渡り世界遺産メスキータを見物した。
 橋の上で、大道芸人がシーツを被って営業準備中だった。帰りにはどんな姿になってるかな~
 地元児童の社会見学か・・子供たちの姿も多い。
 橋を渡りきったところに、巨大城門があった・・
メスキータとは、スペイン語でイスラム教寺院「モスク」のこと。
紀元前2世紀、ローマ帝国の植民地から発展。8世紀半ばからイスラム王朝の都として栄華を極めたとのことだ。
 歴史上、4回増築され数万人を収容可能な巨大モスクもあった。
 13世紀になり、キリスト教統治時代にはカテドラルが造営された・・
 イスラム教とキリスト教の2つが共存する珍しい遺跡となったメスキータ。薄暗い建物の内部に浮かぶアーチ状アラブ様式の柱群。
 キリスト教の祭壇があったり・・ 部屋の一隅にはメッカの方向を示すQUIBLAT(クィブラ)もあった。
紛れもないアラビア。幻想的な模様・・
 巨大なパイプオルガンはミサのため・・
 オリジナルの天井板が展示してあった。と云うことは、2000年も前のもの・・!?
 メスキータ北側の旧ユダヤ人居住区・・
 こんな花の小路があった・・格好の写真スポット。
 ワンコの姿も・・。
細い路地に所々広い空間が配置されている・・なにか生活の知恵に違いない。
 偶然か作為か・・エクセレントな植物オブジェ!
さっきの写真のその後です・・じ~っとして動かない。コインには強烈に反応します^^~
 その後、最後の訪問地MADRIDに向かいました~
 ラマンチャ地方の小さな町に立ち寄った・・あのセルバンデスの名作ドンキホーテの里です。
騎士道物語を読みすぎて、自分を伝説の騎士と妄想したドンキホーテと、近所の農夫で家来に誘われたサンチョパンサのシルエットが微笑ましい。
これがその街道筋・・
 ドンキホーテは自信満々!胸を反らせて顔は天を向いていた。
 昔、街道の駅馬車が立ち寄った宿。セルバンデスは、ここでドンキホーテを書いたのだとか・・馬の水飲み場が保存されている。

 今、旅籠の庭に自販機が設置されていた。スペインでは滅多に見られない自販機、その操作は複雑だった。コインを入れて、目的のボトルのタテとヨコの座標をアルファベットと数字で指定しボタンを押さないと出てきません。アタマを使った後、冷たいジュースで冷やす仕組み・・ハハハ^^;~
英語の「GARBAGE」かな・・!? いや企業かな、ロゴマークもある~!検索結果「大企業でした」
マドリッドへの街道筋で寛ぐご婦人二人連れ。たぶんハポンからの・・
その駐車場にパトカーが2台、颯爽と入ってきた。向こうの一台は覆面パトで、助手席にはレーダーやカメラなど取締り装備品一式が搭載されていた。2台ワンセットの・・はは~あのカラクリね!
 物語で彼が戦いを挑んだと云う風車が3基、山の上にあった。
これを巨人と思い込み風車目がけて突進する・・間抜けなスケールの大きさですが・・!?車中からの撮影につき少々ボケてしまった。
夕方にはマドリッド着、車窓から市内観光。夕食は中華料理、その後ホテルへ・・あと2日。(つづく)