11/23/2013

霧島トレッキング

毎年恒例・妹が拵える「竹の皮弁当」を持参し霧島へ行ってきた。
秋晴れの土曜日とあって、駐車場は満車状態。中に、名古屋ナンバーも見つた。

さて、その出発の朝、集合場所の都城へ着くと桜島の噴火が目に飛び込んできた。
西の風が吹くと、ここでも灰が降るとのことだが・・
 高千穂ヶ原・第二駐車場に車を止め、AM10時半トレッキング開始。
 針葉樹林帯を進む。登山道が整備されていて歩きやすい。
ここは、霧島錦江湾国立公園。
赤松が多く、櫟も時々見られる登山道に鹿が3頭のんびり遊んでいた。
 なだらかな上りから尾根へ。そこから一旦谷に降り、再び尾根に出たところが頂上だった。
丁度12時になった。心地よい霧島の秋を体感しつつランチタイム。
眼前に韓国岳の眺望。薄っすらと雪をかぶり、登山者の姿も確認できる距離だ。
 これが毎年恒例の「竹の皮弁当」
青空の下、トレッキングの弁当に「これ以上のもの無し」
 松茸、昆布、はんぺん、里芋、切干し大根、ゼンマイ、自家製蒟蒻、地鶏、
厚揚げ、唐孟宗のタケノコなどなど、出汁の効いた田舎煮しめは「まこっちうんめかった」
 それに、大型おにぎり2個。
中は塩昆布と梅干で、昆布と生姜の味噌漬け(三年ものとか)が添えられていた。
 ぜ~んぶ平らげた後、携帯コンロで湯を沸かしコーヒータイム。
霧島の秋、木漏れ日の中で究極ランチを堪能。
至福の時間。
 遠く桜島を望むと、またまた噴煙が東方へ棚びいていた。
 霧島国立公園の大樹。威風堂々に聳え、その姿から神々しさが伝わってくる。
 朽ち果ててその一生を終えた老木も又、何かを訴えているかの如し。
それでも尚、凛として立っていた。
 下山道の傍らに霜柱を見つけた。
 午後1時、日は高いのに。
この大きさで残っているとは、意外と気温が低いのかも。
 心地よいトレッキングを楽しんだ後、これも又お決まりのコース「新燃温泉」へ。
硫黄の匂いが辺りに漂う。
 30分以上入浴禁止!硫化水素が危ないなど、いろいろ面倒な温泉ながら
その人気は高い。その湯は硫黄で真っ白、知る人ぞ知る秘湯だ。
 新燃温泉からつづら道を下ると、そこは霧島温泉郷だ。更に下り、霧島神宮に至る。
神宮の大鳥居前道路は、紅葉が真っ盛りであった。
 霧島の秋、フルコースの最後は何時も高千穂牧場に寄る。
絶品のソフトクリームにありつくためだ。午後3時、閉店のシャッターを降ろそうと
していた店員さんに「ちょっと~!」と待ったを掛けて・・
名古屋から食べに来た~!っと。
濃~いミルクのソフトクリーム、ここでしか味わうことができません。
前方は高千穂の峰。
 午後4時、都城に帰り着いた。
と、弟んちの車が、全部こんな感じに。
桜島噴火の降灰は、西寄りの風が吹くと何時も都城へ到達するとのこと。
それどころか、さらに東の宮崎市にも灰が降るとの予報。
さっき、TVニュースが伝えていた。
竜宮城滞在も、あと一週間になった。
帰りたくない現実世界へ戻る日まで残余7日。
~^^;~

11/22/2013

日向灘へ出漁

11月21日(木)。
朝7時丁度、宮崎港から乗り合い釣船の第五慶門丸で出漁した。
案内は妹の娘婿どので、かなりの釣り大好き人間だ。
夏は鮎、鮎が終わるとジギングで海へ出る。乗り合いのメンバーとも顔なじみだった。
午前7時丁度、満月(左上)が西の空に残る大淀川河口部の宮崎港を出港。
直後、眼前に日向灘が拡がった。
18日(月)の慶門丸ブログには、カンパチやブリなどの爆釣記事あり。
案内役の婿どのが、大物に実績ありと評判のジグ(120g)などタックル一式を
何本も用意してくれていた。
ポイントは沖合い数キロの水深40~60m付近。
納竿の午後3時まで、船長は小まめに隈なく無数に散在するポイントへ船を廻してくれた。
その前半、早々と隣りのTさんがブリをヒットさせた。
船長がブログ用画像を撮っている場面を、その後からこっそり撮らせてもらった^^~
デカイぞ~重そうだ~!
その直後、本マグロを釣ったぞ~!
と云っても、その子供ですけど~^^~
これはニベ。
変な形のタイカブラで、真鯛の良型を掛けた人もいたり・・
丸棒のようなヤガラを釣った人も。
インキョGGに、本命のカンパチがきた~けど、ちょっと小さめだった。
本日の釣果はカンパチ、ハガツオ、ニベなど合計15本ほど。
クーラーBOXが45x90センチと特大につき、魚がちょっと小さく見えますが・・
それにしても、1mクラスのブリ、カンパチの目標には届かずの結果。
その目標は、次回のチャンスに持ち越しだ、

この日向灘の魚たちは、もちろん夕飯の食卓を贅沢に飾ってくれた。
新鮮ハガツオの刺身やタタキには、皆、うまいうまいの舌鼓。
カンパチ胃袋の酢の物は珍味中の珍味、そして〆のカンパチ茶漬けは絶品だった。

11/18/2013

人間 vs 大スズメバチ

日向灘や山野に、美味しいものが溢れる竜宮城。
きょう午後、世界中の美味いもんベスト5に入ること間違いなし(自己評価)の
大スズメバチの巣を獲りに出かけた。
宮崎県の、とある山里・・
作戦準備が始まった。ウエットスーツの隙間を全て塞ぐ必要あり~
で、手首や足首にもガムテープを巻きつける。
これを着けると、真夏では耐えられない暑さになるらしい。
秋でよかった。 
最後に、特製のヘッドプロテクター装着。
作業ヘルメットに細かいステンレスの網を取り付けたものだ。
宇宙人か・・奇妙な風体!? 
チェーンソーで倒木などを撤去。
巣に到達し、取り出したオオスズメバチの巣は如何に・・!? 
 その一部始終をYouTubeにした。

宮崎の秋深く

お隣りのAさんちの屋敷に隣接のミカン畑。
そこで収獲の手伝いを(ちょっとだけ)させて頂いた。暑かった夏のお陰(?)で、
今年のミカンは殊のほか甘味があり
出来栄えは上々とのこと。
 つまみ食いをすると、甘みの中に僅かな酸味あり。蜜柑の見本みたいな蜜柑だ。
篭に2杯で早や休憩。ウッドデッキのパーゴラでお茶を頂いた。
ヤマボウシ、ヤマモミジ、エゴ、ナツツバキなど野趣あふれる木々の植栽は
野山の風情そのもの。
自然の中に身を置くような空間だ。
 午後、竜宮城恒例の飾り物教室を開催。
少々気が早いものの、先ず、午年の正月飾りをつくった。
先日剪定した枇杷の小枝に、パーツを取り付けて・・XMASオブジェも。
こっちはトナカイバージョン。 
妹の娘婿どのが日向灘でカンパチ、ブリ、ニベなどの大物を釣ってきた。
夕食はカンパチとブリの刺身。
これは何故か信州^^~葡萄の香りが残るフルーティーなワインだ。
カンパチのマリネ。
庭採りシイタケのマヨネーズ・バター焼き。
留めには日向灘カンパチ茶漬け・・これは竜宮城最高の絶品かも。
宮崎の秋は更に深まって、美味いもんは更に美味くなる竜宮城である。

11/17/2013

五木村から筋湯温泉へ

11月15日(金)出発の朝、都城盆地一帯は霧に包まれていた。
視界は150mほど、勿論、霊峰高千穂は霧の中。この霧が都城特産のお茶を育む。
都城ICから南九州自動車道、人吉ICを降りて曲がりくねった山道を進み
民謡の里・熊本県五木村へ。
ここは日本三大急流・球磨川上流。長年に亘るダム建設問題に翻弄され続けた因縁の地。
民謡、五木の子守唄は余りにも有名だ。
ただし、その印象からはかけ離れ「見るもの全てが新しく」意外な感じがした。
そこに一軒だけ、象徴的に残されていた茅葺の民家があった。
子守唄の像が置かれ、内部には古民具も陳列されて
僅かに昔の面影を伝えていた。 
 五木村から、山道の国道を走り続けた。
九州の山奥には、此処彼処に平家の落人伝説が残る。その一つ、
五家荘(ごかのしょう)に入った。
九州中央山地国定公園に属する地で、落ち葉の降り注ぐ吊り橋を渡り・・
深い森を15分ほど進み、 梅の木轟(うめのきとどろ)と云う名の滝を見た。
近年、そこに至る道が整備され「幻の滝」を見ることができるようになったとのこと。
霊気さえ感じる雰囲気に、球磨川源流の一端をみる思いがした。
五家荘は秋の盛り、山紅葉が彩を増していた・・ 
昼食で立ち寄った休憩所の広場では、銀杏の落ち葉が地面を覆っていた。 
山道を抜け、なだらかな阿蘇の山肌が見え隠れする地に
筋湯温泉があった。
観光バスが押しかける温泉場と違い、こじんまりとした静けさが漂っていた。
かなり熱めの湯は、慣れるほどに心地よく「料理も湯も満足」と皆の意見が一致した。
「湯けむりに 透けし擦れし もみじ山」 インキョGG。
翌朝、宿を出て
最初に立ち寄ったのは、九重夢吊り橋。人道吊り橋としては日本一の規模とのこと。
中国語や韓国語のガイドの声が回りに飛び交っていた。 
 阿蘇内輪を巡る道路脇に特設売店があり、車を止め純粋レンゲ蜂蜜を買った。
 沿道には、こんな黄楊のトピアリーが無数に展示してあった。
ここの主の、長年の汗の結晶と云える作品群に興味を引かれ、車を止める観光客も
見受けられた。
 阿蘇火口の入口に料金所。ここで渡されたパンフレットに
「火山ガス発生中」
火口付近では、二酸化硫黄が流れているので呼吸器系疾患の方は
「立入り禁止」
と、4ヶ国語で警告がされているではありませんか。
 警告文はさて置き、阿蘇山頂は快晴。
緊急避難のシェルターが点在する中を順路に従って散策した。
 火口から立ち昇る原始の鼓動。
白煙の90%が水蒸気、ほかに亜硫酸ガス、硫化水素、二酸化炭素、水素、塩化水素など
の火山性ガスを微量に含むそうだ。
地球誕生以来、幾度も爆発を繰り返し外輪山を形成する阿蘇山系は
現在、活発に噴煙をあげる第一火口を含め、火口付近には7つの火口が存在する。
荒々しい火口壁は、まさに地球の鼓動を感じさせるものがある。
 山を降りると地域の特産品を扱うモールがあり、多くの観光客で大賑わいだった。
 その駐車場から、いま降りてきた阿蘇が見えた。
地球の心臓に触れられる阿蘇火口。
詳しくは http://www.aso.ne.jp/~volcano/ ←こちらから。