きょうから師走。
そう云えば最近、あまり聞かなくなった言葉だ。
歳果つ「としはつ」から「しはつ」そして
「しわす」へ変化したのでは、との説があると
のこと。
師とは僧侶、年末にはお坊さんも大忙しになる
例えだが、現代では僧侶が多忙になるとは云い
難い。故に、消えゆく運命の言葉かも。と、
勝手に結論を導いた。
急な冷え込みから、庭の山モミジが紅く染まった。
百日草の残り花と紅葉。
実りの秋は又、農耕民族由来の日本人の心に
響く。
庭の富有柿を全て収穫。
そして、例年通り「木守り柿」を2つ残した。
ジョウビタキとメジロの姿がチラホラ見えるので、
鳥たちのオヤツになる。
西の空が、少し茜色になっていた。
物悲しきは秋の夕暮れ、、、とも云われる。
以下「秋深し」の画像は、ネットで見つけた。
この情景を、俳諧では「散りもみじ」と云う
そうだ。
落ち葉を、「ゴミ」とは認識しない豊かな心。
古来、日本人の深層にある情緒、美意識である。
閑静、静寂、色即是空・・
これ、、、「詫び寂びの世界」そのもののような。







