2016年5月29日日曜日

山原へ

5月28日(土)晴れ。

今年、ここにやってきて最初に確かめたのは・・向かいの丘の上。
猪八戒(左)と仙人(右)は無事なのか?
昨年の強烈台風にも耐えただけあって、その雄姿を今年も見せてくれている。
 今朝9時半、ヤンバル大好き人間のN&Sの両名が宿まで迎えに来てくれた。
向かった先は勿論、ジャングル。
最初のポイント、名護市数久田にある轟の滝。その道端に繁茂していたのは
タイワンコモチシダ。
その名の通り、葉の表面にびっしりと着いているのが幼生のシダ。
胞子より、確実な繁殖方法だと思う。
 奥へ進むと、沖縄では珍しい「滝」が現れた。
イグアスと比べるべきもないが、落差と流量ともに申し分なし。
 名護城(なんぐすく)公園のてっぺん、展望台からの眺め。
きょうも、空と海が繋って潔い青はどこまでも続く。これが沖縄夏景色。
(撮影:しょうちゃん)
 名護城公園一帯を散策のあと、ヤンバルの林道を抜け太平洋岸へ。

ランチに立ち寄ったのは、Nさんの旧友MさんのCAFE。
沖縄最北端に近い、ジャングルの一角に住居と店を構えていた。その借景は、右に太平洋
を望み、左には山原原生林。その絶景に暫しため息をつく。
新月の夜、満天の星空は息を飲む壮大な美しさ、だと云う。

敷地内の庭園に、時季のアジサイや無数の花々が盛んに咲いていた。
沖縄原産に拘らず、ハーブガーデンもあったりして芳しい香りに誘われた蝶たちが舞っている。

その中心にヤマモモがたわわに実っていて、一粒頂くと甘酸っぱい懐かしい味がした。
 そこで頂いたカレーライス。まろやかで好みの味だった。
 その店内にあった」大変珍しい」手造り火鉢。
何でも、楠の大木とかで・・巨大な(本来の)幹の年輪の中に、更に6つの年輪がある。
2重構造の不可思議。
「「「昔々あるとき、楠の巨木が切り倒されたとさ。
その切り株から、健気にも新芽が6本吹きだした。と、その芽はすくすく成長し
やがて20年。又々倒される羽目になってしまった、とさ。」」」

昔々、ヤンバルのこの地域では、炭焼きが盛んだったとのこと。楠を炭にした
とは考えられない。材はシロアリなどの食害に強く、良質な建材になったはず。
6本の楠材は何に使われたのか?
この切口から推理すると、炭焼き小屋の柱に丁度の太さ・・と思う。
で、正解は「炭焼き小屋の柱になった」 
(注:不正解かも知れません^^;)
 ランチタイムをゆっくり過ごし、再びヤンバルの奥深くへ。
ハブの出没しそうな沢に降りた。出てきたのはハブではなく「ガラスヒバァ」だった。
森の水はひんやり冷たかった。
 沖縄本島、唯一のモダマの原生地へ案内してもらった。
 おとぎ話の「ジャックと豆の木」を思わせる巨大な蔓に巨大な豆が生る。
残念ながら、今は花の時季。蔓の中途に茶色い花房が見えた。
その花の小ささに驚いた。あの巨豆から想像できないほどの小ぶりなものだった。 
その場所に、ホヤ(サクララン)が開花していた。野生種を見るのは初めて・・かも。
 ヤンバル最北部を巡り、西海岸へ。
渇いた喉を潤すため、立ち寄った海岸のカフェ水母(くらげ)。
 海側に並ぶ小窓から眺める、紺碧の東シナ海。
 そこのネコ、名前はパンダだった。
ホザキイチゴ(食べられる)
 野生化したベゴニアの園芸種。ヤンバルでは、何となく原種に見えてくる。
ヤナギイチゴ。
その名の通り、柳にそっくりな木。
 オレンジ色だけど、イチゴのような風味。ケーキのトッピングやジャムにする。
 時々、車を止めて散策。
今は、ヤンバルの林道も全て舗装された。しかし、ここは厳然とした原生林の中。 
 ヘゴの新芽。
タラノキ。本州よりやや苦みが強く、やっぱり天ぷらが一番らしい。 
ジュラシックパークそのもの。ヘゴが天空に聳える。 
 ジャングルを出て、58号線・大宜味村を南下。
今晩のナイトツアーの為、名護の我部祖河食堂で夕食のソーキソバにありつく。
ゴーヤーとフーチャンプルーも美味かった。
夕食後、暗くなってきたので 
午前中に来た名護城公園(なんぐすくこうえん)へ再び登った。

真っ暗な駐車場に車を止めて、
Nさん「とっておき」のナイトツアーポイントへ。月はなく真っ暗闇のジャングルへ
足を踏み入れる。蛍と光るキノコの観察ツアーが目的だ。

森のあちこちに光が出現。
「点滅する蛍=クロイワボタル」と「しない蛍=オキナワスジボタル」の2種類あり。
足元の地面で光っているのは幼虫。卵も光るとのこと。
バカチョンデジカメでは撮影不能のため、LEDライトを当てて撮る・・
真ん中、オレンジの縞模様はオキナワスジボタルの幼虫。
 光るキノコ(スズメタケ)発見!
青白い幻想的な光。小粒で極めて僅かな光源につき、これも撮影不可。
先週、Nさんはこれより大きなシイノトモシビダケを確認。
一眼レフデジカメで撮影に成功している。
今夜は発見できなかった、シイノトモシビダケ。
先週日曜日、別のイベントで観察にきていたNさんが撮影したものを拝借した。
キノコと蛍の発生には雨が必要。しかし、ここ5日間ほどの晴天続きが灘ありか。 

真っ暗闇の森の中で、子供会メンバー30名ほどの夜間野外活動に出会った。
引率の母親から「あらっ!S先生?」っと、しょうちゃんに声がかかった。
暗闇でよく分かったな~!?っと感心した。

帰途、公園の坂道で、眼下に名護の夜景がきれいだった、。
これもナイトツアーの一環かと!?
帰りついたのは夜10時ころ。歩き疲れか即爆睡だった。
2016年夏/沖縄旅。
(つづく)

2 件のコメント:

osamukunn さんのコメント...

おはようございます。

妻がサクラランを育てているので野性の写真を見せたら感激していました。
さすが沖縄ですね。

ikkyu さんのコメント...

おはようございます。いつも早起きですね!
鉢植えでサクラランを咲かせるのは、ちょっと難しいかもしれませんね。
ヤンバルは植物や昆虫の宝庫。トレッキングなど、アウトドア派にも人気です。

沖縄の友人の中で、いつもヤンバルへ連れてってくれる2名は、一人は植物
一人は昆虫の専門家で、沖縄ではちょっとした有名人。新聞のコラム欄を
其々の専門分野で担当したりしています。

青空のよく似合う沖縄ですが、きょうは梅雨の曇り空。この方が、ちょっと
涼しい感じで年寄りには好都合。しかし、ビーチの若者たちには不都合となります。

沖縄滞在の後、6月下旬に那覇から台北へ渡ります。10日間各地を回り、
台北から名古屋へ帰るチケットもWEB予約しました。(LCCです)
引き続き、旅日記をよろしくお願いいたします。