11月21日(土)晴れ。
今月初めにウオーキングを始め、何とか3日坊主を免れた気がする。
健康診断結果の義務感に促されてのことながら、何となく面白くなって習慣になりつつある。
更なる秋の深まりに、蔦の紅葉が見事!と思うほどに染まった。
今日のコースには禅宗の古刹。ここは旧東海道筋の格式の高い寺である。
石段の右に「不許葷酒入山門」の碑が立つ。これは禅門を象徴するもの。善照寺砦に集結したように見せかけて、実はここから「桶狭間」へ正面攻撃を仕掛けたと云われている。今は民家が立ち並び、史跡を想わせるものなし。その銘板も遠慮がちに掲げられている。
中島砦は扇川(黒末川)と手越川の合流点にある。そこに白鷺が一羽、秋の日を背に小魚を待ち受けていた。
中島砦は扇川(黒末川)と手越川の合流点にある。そこに白鷺が一羽、秋の日を背に小魚を待ち受けていた。
(戦国時代の)鳴海城下に建つこの寺院。その由緒書きに、廃材利用とのことが記されている。現代に通じるエコシステムが、戦国の世でも活かされていた。
定番の散歩コース・新海池の畔。楓の落ち葉が絨毯のように敷きつめられていた。
定番の散歩コース・新海池の畔。楓の落ち葉が絨毯のように敷きつめられていた。
周辺が公園として整備されている新海池はお好みのコースだ。
江戸時代前期に、新海五平治が尾張藩の許可を得て、灌漑用水として造った歴史ある池である。昭和30年代頃までは、鳴海西部地区の田圃に稲作の水を供給する重要な役目を担っていたが、今はその用に供されることがなくなった。
子供のころ、透明度の高い清らかな水にホンモロコが多数生息。ギヤマンで獲って佃煮にしたが、当時は貴重なタンパク源でもあった。水面に菱が浮かび、その実を茹でて食べたけど、どんな味だったか残念ながら覚えがない。
池のたもとに、周辺に見られる野鳥の掲示板がある。幾種類もの野鳥が見られる、市民憩いの場だ。