7/16/2015

2015年夏・沖縄_24(旅の終わりに)

7月15日(水)晴れ。

4週間は短かかった。
懐かしい仲間に会い、また新しい思い出が出来た旅でもあった。
2015年・夏、沖縄の旅の最終日。
宿を出て空港までの途中にある、あのハンビービーチに立ち寄ってみた。

35年ほど前、米軍からキャンプハンビーが返還された。
ほとんど何もなっかたと思う記憶の一角。
車のフロントガラスに、忽然と映し出されたのは映画の様な光景だった。
CALIFORNIA!?
いや、紛れもなくここはOKINAWA。あっ!と驚く町ができていた。
 沖縄は今、観光のハイシーズン。
リゾートエリアの国道を走っていたのは
レンタカーの「わ」と「れ」ばかりと云ってもいいほど。
国内はもとより、周辺国からの観光客も多い。

那覇空港発の飛行機は、順番待ちの行列を作っていた。
後から、台風11号が迫ってきている。
たいへん運がよかった。きょうは青空、後ろ髪を引かれながらの出発だった。
 飛行時間は2時間10分。
南からの風だろう、北側からの着陸だった。名古屋港高潮防波堤・中央堤が眼下に。
そして
定刻から20分遅れにて、セントレア着。

たった一枚を選ぶ、 旅の終りの何時もの作業。
“BEST SHOT”の選定。

懐かしい仲間たち、Aさんちのオバア、47㌢のチヌ、びっくり仰天のソバ&天ぷら等など。
その難しい選択。で、やっとの思いで決めたのは、
<<やっぱりこの一枚か。それは、やんばるの森。>>
そのやんばるを、自宅の庭に再現してみせたのはNさん。
4半世紀をかけて、やっと出来あがった。
やんばるの探索がライフワークの、Nさんの理想とするジャングルがそこにあった。
その庭の植物たちをYouTubeにしてみた。
再生▶をクリックし、次に画面右下の「全画面表示クリック」にてご覧ください)
2015年夏・沖縄の旅(終)
ご声援をいただき有難うございました。
また、旅に出るまで一Q&エイコの旅日記は休止させて頂きます。
その間は、
いつものTAIBOWS船長の出漁日誌のご贔屓を、宜しくお願い申しあげます。

7/14/2015

2015年夏・沖縄_23(ウミガメの産卵)

7月13日(月)曇り時々晴れ

台風9号の爪あとです。
宿の3Fから見える島バナナが倒れてしまった。そう云えば、台風直後、TVニュースも同じ状況を映し出し、バナナ農家の嘆きの声を伝えていた。
やっと持ち堪えたものの、 こんな風にボロボロ。無惨な姿に。
 PM6時半ごろ、オバア家のAさんと道端で話していた。
と、Aさんの携帯にあのカメ博士のGさんから連絡が入った。カメが産卵したので「安全な場所に移す」とのこと。さっそく現場へ向かった。
その海岸のアダン。台風で倒れかかっていたが、目を見張るほどキレイに色づいていた。
 Gさんの説明では、産卵場所が水際に近すぎるとのこと。
その為、大潮の満潮時に潮を被る危険性があり、万一、海水に晒された場合孵化できない卵が多数出てしまうらしい。
これが昨夜の産卵場所と。
 毎日、ウミガメの海岸を見回るのが日課のGさん、この痕跡を見ただけで“産卵場所”だと特定できるそうです。
 タマゴを取り出し、安全な場所に移動する作業が始まった。
その一部始終を見学させてもらった。 
 手伝いのしようもなく、ただ見ているだけ。
Gさんが何を如何するのか、興味津々で見守った。
 ちょうどピンポン球の大きさ。軽く押さえると、ペコリと凹む。
 Gさんの頭の中には、過去のウミガメ・データが詰まっている。
今までの産卵数、その最小値は98個。最大値は138個とのこと。今回の産卵数がたいへん気になる。
 ゆっくりと、慎重の上にも慎重に。
 全部取り出して、数量をカウントする。
 その総数は、なんと142個。
Gさんのデータが塗りかわった瞬間だった。138を4個上回る新記録達成~!今日、その瞬間に立ち会えた。 
 今回、沖縄の旅の思わぬ幸運。これも又、記憶に残る想い出の体験となった。
丁寧に慎重に、愈々移動作戦が始まった。
安全な場所へ運ぶため、Gさんが用意していたのはポリバケツだった。
そして、新しい場所に母ガメの掘った穴と同じものを再現する大事な作業。
穴、意外に小さいです。
142個全部を入れ終わると・・
砂で覆う。
え、えっ~!
最後に十字架をセットした~!これはGさんの経験が生んだ知恵の結晶。7年前に思いついたと云う、卵を守る究極の方法だった。
と、云うことで・・だれも近づくことがなくなった。
と、Gさんが胸を張った。それ以来7年間、一度も不都合なし。流石です。
こんな花を手向けたら、もう完璧。
以上の作戦をYouTubeにした。

ウミガメ見学のあと、宿前の川で今回の旅で最後の竿をだした。
PM8時半、直ぐにタマンの子どもが掛かった。これは即時リリース。
次に来たのは、腕の太さほどの大ウナギだった。
その前に2回、やっぱり今夜も切られてしまった2.5号のハリス。たぶん、これのデカイやつだと思う。
取り込みで大騒ぎ。
あわてたカミさんが、百均ライトを川に投げ込んでしまった。感心したのは、その防水性能。一時間経っても水中で光り続けていた。百均、スゴイと思った。
食べるか、放流か?ひと晩考えてからでも遅くはないと思うけど・・!?
2015年・沖縄の旅(最終章につづく)

7/13/2015

2015年夏・沖縄_22(15年ぶりの再会)

7月12日(日)曇り時々スコール。

きょうは15年ぶりに昔の仲間と再会する日。

午後12時に集合。
正ちゃんに、県立公園内のバーベキュー施設の利用をお願いしてあった。ここは中城公園。今年4月の開園で、施設は真新しい。それもその筈、このBBQ設備もこの日がこけら落としの新品だった。
炭起こし開始。
BBQが焼けるまで、Nさん特製のグリーンカレーが振る舞われた。
Nさんが、一流ホテルのシェフと合同で開発したレシピだと云う。
そのグリーンカレーは、参加者全員から絶賛された。ハーブ類は、Nさんがタイから移入し沖縄で育てている。全て本場のタイ仕込に拘った逸品。それはそれは美味かった~!
笑顔のお代わりも多数あり!
 うまいな~グー!です。
ほんと、うまい。
 うまいね、これ。
 と、先日インキョGGが釣り上げた、あの47㌢チヌを正ちゃんがキッチリ捌いてくれた。
 料理番は、率先してK &I くんがやってくれている。
 野菜とソーセージはそろそろか・・!?
 と、到着したのがTくんとその愛犬マロン。
メインの肉も投入された。
 一方、あの伊勢湾の大アサリと47㌢チヌもホイルに包まれ別の炉で。この大アサリ、見るのは皆さんは初めてのこと。で、美味しい~っと評判は上々だった。
ビール(ノンアル)を片手に待ち遠しいな。
人見知り全くなし、マロンは人気もの だった。
 大きな荷物をたくさん持って、誰かが到着。
 それは、Uさんちのマグロの煮付けだった。
超美味、まもなく鍋は空になった。
 昔話に花が咲く。
 なんでも皆の話では、沖縄に居ながら中々会うことはないらしい。きょうは、いいチャンスだったとのこと。
あの「がんばった時代」が蘇えり、話しが弾む。
 あっちでも。
こっちでも。
沖縄のA&W。
簡単に云うと、サロンパスの臭いがする沖縄限定のドリンクだ。飲むときの絶対条件は、ギンギンに冷やすこと。
最後に到着したのは、超多忙な議員先生Mくん。
地元の町で議員さんになっていた。貫禄充分で、いま2期目。で、まだ独身だった。議員活動に、嫁さんは必要不可欠なんだけど。
テーブルを囲むと、ウチナーグチがつい飛び出す。半分くらいは聞き取れなかった。
 オスプレイが頭上を飛んだ。
普天間基地への着陸ルートだと思う。何度も現れ、また飛び去った。
 時々スコールがやってきた。屋根つきの新築BBQ施設は有難かった。
 みんな立ったまま、疲れも見せず三々五々の話しがつづいた。
 そしてジャンケンが始まった。
その勝者。その手には今日のお土産が。
 これもお土産。
沖縄産の無添加パイン缶詰。あのKouri Ocean TowerのKさん提供。砂糖も使ってないのに SO SWEET!
 参加者合計18名。
皆、昔通りの笑顔だった。其々の道でガンバっている面々。今日の準備にNさんと奥方には、いろいろご苦労をおかけしました。連絡や材料調達、はたまた自己開発のカレーの提供まで。全員が賞賛のグリーンカレー、その秘密のレシピを知りたいですね!?
あっと云う間に午後4時半を回っていた。皆、解散し難い様子だった。又の再会を願って、固い握手を交わした。
台風9号以来、きょうは久しぶりの夕日。
西の空がオレンジに染まった。
記事中のワイドモード画像は、正ちゃんから提供を受けた。
きょうは記憶に長く残る一日となった。
2015年・沖縄の旅(つづく)

7月11日(土)曇り時々雨。

6日(木)の午後に暴風雨警報が出て、学校は臨時休校に。
金曜日は一日中大荒れ。その後、土曜日の夕方まで台風の余波が続いた。土曜日はNさんちでお世話になり、お泊り。
Nさんの奥方にサータアンダギーの作り方をカミさんが教わった。詳しいレシピは省略するが、材料は小麦粉とタマゴとサトウキビの黒糖。それに、少量のバター。
よくかき混ぜて、生地の完成。
新鮮な油を使用し、握りコブシで一個分を押し出す。
中温でじっくりと、火加減に注意。アンダギーが油の中でダンスをしながら丸くなる。最後はパッ!っと花開く。
こんな風に割れ目ができるのがGOOD!これを“花が咲く”と云う、とのこと。
これは「タコ獲りの秘密兵器、巻貝の殻の連結仕掛け、針は一本も使っていない。潮が引いたサンゴ礁で、これを投げて引き寄せる。と、タコが抱きついてくるらしい。
明日は県立N公園でBBQ大会開催。昔の仲間に再会できる。
2015年夏・沖縄の旅(つづく)