7月3日(金)晴れ時々曇り。
午後3時過ぎのスコールで猛暑がちょっと和らぐ。
畑の作物や庭の木々も、天から注がれるお湿りに大喜びしているようだった。雨上がりの夕方、初めて夫婦で散歩にでた。名嘉真川沿いに上流へ少し歩くと、家の前に釣り竿が一本投入されていた。
その家のワンコ。ひょっとして琉球犬ですか!?
と、庭にいた家のご主人に声をかけた。そうです、MIXだけど血統を引いている、とのこと。昔、Nさんちに居た琉球犬と毛並みが同じで直ぐに分かった。
その家の庭に島バナナが実っていた。美味しそうだな~っと思ったら・・
可愛いお嬢さんが、すかさず冷蔵庫から持ってきてくださった。それはそれはモチモチの甘~い島バナナだった。
川辺の桜の葉が色づいていた。昨日、八重岳で見た現象がここでも。
次の橋で川を渡り、向こう岸へ。
橋の袂にキレイに整備された芝生広場があった。この岸沿いに暫く下ると、オバアの家がある。
その公園にあったモニュメント。
その由縁が刻まれていた。
川面を覗くとやっぱりいました、ここにもボラ。
100m先で堤防に立つオバアを発見!
初めてのご挨拶と、そしていつも有難うございます。オバアに両手を握って貰って感激。
オバアの庭先に、瑠璃色に輝くコガネムシが2匹とまっていた。
キビ畑で懸命に働いた、オバアの昔話しを聞いていると、息子のA(=アラシロ)さんが車で帰宅。手には魚の網、それは小アジと・・
カタクチイワシだった。
なんでも、趣味が投網。で、3分前に浜で獲ったもの、とのこと。その獲れたてのお裾分けを過分に頂戴した。ついでに、またマンゴーも。
Aさんちのワンコ。
ブロック塀の上を行ったり来たり。とても狭く、高いところが大好きのようだ。
Aさんが突然!イワシが入った網をゴシゴシ。
洗濯するように、水をかけながらモミモミすると、ウロコがキレイにとれちゃいました。このアイデア、いただきですね。
つるつるになったイワシを・・
自作のピーラーで3枚おろしに。
刃が無いのに、何故か見事な捌き方だった。この特製特殊器具も記念にと、又々頂戴してしまいました。
そのAさんから、ビックリするような臨時ニュースが飛び出した。
と云うのは、恩納村のとある海岸で、たった今ウミガメの孵化が始まったとのこと。一目散で、その場所に連れてってもらいました。
ほ、ほんとだー!
午後7時過ぎの海岸で、ウミガメが誕生~!
波打ち際に向かって足ヒレをバタバタさせる。一刻も早く旅立ちたいのだろう。
このウミガメはアカウミガメとのこと。
産卵から見守っていたのは、ウミガメ博士として地元の有名人G(=ギマ)さん。ウミガメのことなら何でもござれ、素晴らしい才能を持ったボランティアさんだった。そのGさんによると、明るい内に放つと、天敵に襲われ命を落とす確率が高いとのこと。で、今は夜を待っている状況。
おっかなびっくり、手のひらに乗せた。
Gさんから、ウミガメの産卵から孵化までを詳しく伺った。そして、恩納村の海岸から巣立った小ガメが日本海を北上。アリューシャン列島の海域からアメリカ西海岸沿いに南下。そして、ペルー沖の赤道海流に乗ってミクロネシアへ。そしてついに、再び恩納村に帰って来る。
その可能性は、100匹の、いや1000匹に一匹とも云われていると。壮大な大回遊の物語りに引きこまれていた。
薄暗くなって、Gさんにカレーの差し入れが届けられた。
近所の人だろうか、若いお嬢さん方からの温かい心遣いであった。
長い時間ず~っと。
亀を見守ってきたGさんは、カレーライスに大喜びの様子。
カレーを食べて、30分くらいしたらGOサイン!
小ガメの大冒険が始まる。
残念ながら我々は時間切れ。
カメたちの旅立ちを見守ることは叶わなかった。「元気で戻っておいでよ~」そんな願いを胸に、現場を離れることにした。
チャンスがあったら又、AさんGさんに声をかけ頂くことにしよう。
2015年夏・沖縄の旅(つづく)
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