11月17日(土)風雨強し。
16日夕刻、開聞岳を後にし約20分で、予約済みの今夜の宿に着いた。山川港岸壁に立つ民宿風旅館だった。若者が2人、アオリのエギを引いていた。聞くと、1kgほどのアオリが時々あがるとのこと。この後直ぐにポツポツと雨が降りだした。今夜から明日午前中、南九州は大荒れの予報が・・
山川漬けで有名な山川ですが、同時に鰹の町でもあるようです。夕飯、宿の一押し「鰹のたたき」を戴きました。酢醤油味でカツオが隠れるほど、玉葱のスライスが乗っかっていた。
ロビーに飾ってありました。竹の釣り竿に付いていた珍しいリール、かなりの年代モノとみました。
17日朝、宿をチェックアウト。薩摩半島と大隅半島の根占港を結ぶフェリーに乗船するため港に向かった。宿の前にJR山川駅があり、この駅は有人駅としては日本最南端に位置するもの、と説明書きがありました。
午前10時のフェリーに乗船すべく乗り場に着くと、波浪注意報発令中のため「本日欠航」の告知板あり・・あれれ~!薩摩半島と対岸の大隅半島を50分で結ぶフェリーですが、予定の鹿児島湾横断を断念。これは伊勢湾で云うと、伊良湖ー鳥羽フェリーが欠航~みたいな状況ですね。
そう云うことで、帰路はそのまま薩摩半島の西海岸を北上することになった。
風雨のため、車の中で撮ったJR西大山駅。この無人駅は、日本最南端のJR駅で、最近、NHK番組の家族に乾杯で釣瓶が紹介していたそうです。その他、浦島太郎伝説でも知られる長崎鼻に立ち寄るも、雨強く下車見送り。
雨の車窓から眺める開聞岳は、すっぽり雲に覆われていた。一日ずれていたら登山不可だった~
東シナ海を望みながら海岸線を北上、枕崎市に入った。港の海産物売店には活魚や練モノなど海の幸がたくさん並んでいました。
更に北へ。
薩摩藩の金鉱山で、平成9年に至るまで実際に採掘が行われていたという串木野金山跡を見物。
金鉱脈が底をついた現在、鉱洞の奥深くは薩摩焼酎の醸造と熟成をする焼酎蔵に変身していた。
江戸の昔を彷彿させる建物とその庭園に、深まりゆく小さな秋の景色を見つけた。
金鉱山時代、実際に使われていたトロッコに乗り、鉱洞の奥700mまで入った。途中、西郷どんの様な薩摩弁によるアナウンスに乗客から笑いが漏れていた・・
坑道の奥へ、奥へ・・ゆっくりと。
更に深い縦の鉱区から、採掘した岩石を巻き上げる機械も当時のまま残されていた。
採掘した岩石1トンあたりに含有する純金は、わずか4g前後だと説明を受けた。そして、展示してあったこの石には何と2kgの金が含まれているとのこと。まさにお宝の石だ。
自然の為せるワザ、瑠璃色に輝く石も・・
そして今、年間を通して20度Cの地下で杜氏による焼酎の醸造~醸成まで、一貫生産が行われていた。ドラム缶より大きな土瓶の中で、薩摩焼酎がゆっくり眠っている。
きょうは都城の弟宅にて一泊、明日の予定は霧島温泉へ。紅葉が見ごろのはず・・
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