6月11日(日)晴れ。
昨年に続き、今回で2回目となる勉強会。
県営中城公園の会議室を拝借し、ヤンバルの自然を楽しむ会を開いた。
ヤンバルの自然を表現するのに
必須の素材と云えば、朽木とそれを覆う苔。そして、そこに棲息する植物たち。
そこには
穏やかな時の流れがあるように思えるのだが、
実は、ヤンバルの森を構成するイタジイたちの生き残りをかけた戦いの場でもある。
森の底辺で発芽した種子は、樹間から射す僅かな光を頼りに、ひと時でも早く、
より光のあるところへと成長しなければ生き残ることはできない。
森のてっ辺に到達できたものだけが、ヤンバルのブロッコリーと表現される姿になる。
中城公園会議室のある、管理棟。
林道に車を止め、森の底に目を凝らす。
両手の掌(てのひら)に乗せられるほどの空間も又、山原の自然。
精々それほどのサイズのヤンバルが、今日のテーマ。
その小さな自然を、それぞれ持ち寄った材料で精いっぱい楽しむ・・
各自が用意した器や、植物は様々・・
器と植物の間に流木や朽木を添えると、それだけでヤンバルに近づける・・
ちょっとだけど・・そんな気がする。
これは、2週間ほど前に試作してみた小さな自然。
きょう、唯一の和。
PM3時、ひと時の休憩タイムにオキナワニッケイのお茶をいただいた。
あの独特の香りは又、昔懐かしい味でもある。
お茶の後、再び試作を進めた・・
これらの容器は、全て海岸に漂着していた流木。
時を経て醸し出されるその趣は、自然の風情表現にぴったりの感あり。
庭の片隅や、ブロック塀の隙間から生えだしたベンケイソウの仲間なども又、
勉強会を進めるうちに思いがけない発見をもたらした。
あっという間の4時間余り、楽しい話が続いたあとに、
みんな揃って「ハイ、ポーズ^^~!」
日曜日、PM5時過ぎの中城公園で親子連れの賑やかな声が聴こえていた。
その一角に、ハマヒヨドリが寛いでいた。
(中城公園のSさま、お世話になり有難うございました)
2017年夏・沖縄の旅(つづく)
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