6月29日(水)曇り。
今朝、BFの後にホテルのルーフトップガーデンに行ってみた。
湖を一望するいい眺め。
屋上ガーデンの隅っこ、ここにもやっぱりフクロウがいた。
きょうもゆっくり湖畔の散策。
ついでに、ロープウエーに乗ってみることにした。骨董を扱う店先で、大インコが羽づくろいの真っ最中。話しかけたが返事はなかった。
「茶」の看板をよく目にする。高地ならではの、お茶栽培が盛んだと思う。
店先で咲いていた熱帯スイレン。
この色は珍しいと思った。
漁師専用の船着き場。
散策路の一角に、原住民の邵族(タオ族)についての説明があった。彼らは古来、湖とともに暮らしてきた。様々な漁具を駆使し魚を糧として生活してきた。
その歴史が記してあった。
今は台北など、都会の人々の憩いの場として人気が高い。
ホテルスタッフによると、香港、韓国、中国、マレーシアなどの観光客が多いと。この散策路も・・
見上げれば、熱帯雨林そのもの。
目を凝らすと、見たことのない草の実や・・
花を見ることができる。
湖に沿って随分歩き、ロープウエーの駅に到着。
ひと息入れるため「BLACK TEA FLOAT」を注文。40元で汗が引いた。
そこにあったポスター。
このロープウエーやそこからの眺め、そして付属施設の文化村などが取得したミシュランガイドの★の数は合計で7つになっている。
ロープウエーのチケット。
出かけるとき、フロントのお兄ちゃんがシルバーさんの割引があるよ、と教えてくれた。
売り場で年齢を申告したら、300元から50元引いてくれた。
製造会社の銘板に、オーストリア製とあった。
本場アルプスで培われた技術が駆使されているのだろう。カップル&グループ毎の搭乗システムになっていた。
昇りつめたテッペンの向こうに、更に別の山があってビックリ。眼下の景色や眺望が素晴らしい。極めて長い空中散歩を楽しむことができた。
一番遠くの山影は、台湾の最高峰「玉山」かも、とか想像していた。
毎年1月から3月にかけて、桜祭りが開催されるらしい。
そのポスターが壁にあった。
ニッポンからの応援団か・・?写真を見る限り、沖縄と同種の緋寒桜と思う。
桜の絵画展で、最優秀賞をとった作品が壁を飾っていた。
遊歩道沿いの一部が、桜並木になっている。
歩道のデッキで羽を休めていた蝶。
(ミスジチョウ)
キノボリトカゲ、擬態のため随分見難い。
名称不明の蛾。
店先にあった、多肉植物(1)
店先にあった、多肉植物(2)
クロネコヤマトさん、よくぞココまで。エライ!っと思った^^~
日と月。
学生らしきお兄ちゃんが釣り竿をだしていた。
暫く見ていたら、こんなんが釣れた。名前は、英語名も中国語名も知らないとのこと。ホテルフロントのスタッフも分からなかった。
小腹がすいたので、イノシシの串焼きと・・
もち米と粟の粽を買った。いづれも3個で100元。@100円ほど、結構な値段だ。
湖畔の木陰で頬ばっていると、ワンコが寄ってきた。串焼きを少々お裾分け・・。
夕方、食事のために宿を出た・・と、雲ゆきが怪しい。
きょうの夕食は、邵族の毛家が経営する店だった。
全てSサイズの空芯菜と、猪と野菜の炒めもの。
と、湖で獲れた小エビのディープフライ。
その店に、こんな表示板がかかっていた。
店のボスが英語で話してきたので、名古屋の宣伝をしたついでに、この意味するところを聞いてみた。
なんでも、近年、中国人がやってきて日月潭の土地を買いあさり、金のためなら何でもござれの中国人特有の開発をやりだした。
そこで、生存のため土地を護ろうっと、邵族のみんなが立ち上がった。と、云うことであった。
(その通り。皆さんには一致団結、何が何でも頑張って欲しいと思う)
夕飯を食べ終わるころ、さっきの黒雲の心配が大当たり。
今回、台湾に来て初めてシャワーに遭った。猛烈な雨で、ボス曰く「ちょっと待ったら止むよ!」・・と。ところが、止まない。で、この傘を持ってきな・・と。大型のヤツを貸してくれた。
明日、ここを発つことになる。
フロントで、山越えルートで花蓮に行く可能性を聞いたら、やっぱりダメだった。となれば、再び台中に出て北上するしか手はない。
2016年夏/台湾の旅。
(つづく)