6月5日(日)晴れ。
昨年同様、恩納村の谷茶海岸でスヌイ採りをした。
谷茶で「たんちゃ」とは、普通、読めません。沖縄には、ヤマトンチュがとても読むことができない地名が至る所に存在する。東江(あがりえ)とか今帰仁(なきじん)などだ。
もう直ぐ干潮と云うのに、誰も居ない海岸。
しょうちゃん特製のティラジャー獲り器。と云っても、棒の先端に茶ごしを取り付けたもの。
最干潮が待ちきれず、海の中へ。
夢中で採っていると、いつの間にかびしょ濡れに・・この濡れ具合でヨクバリ度がわかる。
きょうは大潮のマイナス干潮。サンゴ礁に、あっと思う間に干潟ができた。
モズク ポイントのやや沖合で、しょうちゃんが獲ってきたティラジャー。巻貝の一種でコリコリした食感、たいへん美味(珍味)だ。
モズクは合計10kgほど、た~くさん獲れた。帰ってから近所にもお裾分けできた。
この貝(イモガイの仲間)には、特別な注意が必要とのことだ。と云うのも、ティラジャーにそっくりの危険生物で、獲物の小魚を仕留める際に、強力な毒針を高速で発射する機能を持っているらしい。人が触れて、この毒針が刺さると生命に関わるとのこと。ボランティア活動で、別チームで来ていたNさんが、わざわざ獲ってきて説明してくれた。
その皆さんに、採れたてモズクの酢の物をご馳走になった。さっきまで海にいたスヌイ。
勿論、美味かった。これから、天ぷらも楽しむとのことだった。
これはNさんが用意していたヘゴの新芽。この短冊切りを、酢味噌で頂いた。切口は、なんと💛マークだった。
海からあがり、近くの仲村そば屋で腹ごしらえ。
ずぶ濡れの短パンは半乾きのままだった・・けど、裏庭のベンチテーブルで難なく頂けた。縮れ麺のソーキそば。
こっちはアーサそば。
宿に帰り、しょうちゃんが手際よくティラジャーを茹でてくれた。茹で汁は美味そうだったけど、いつも捨ててしまうそうだ。
茹であがった貝の中身を爪楊枝で取り出す。ちょっと大変な作業。
採りたてモズクを真水で洗い、さっそく三杯酢で和えた。
ショウガとスリ胡麻をトッピング。そりゃ~もう美味い!としか云いようがありません。
しょうちゃんに教わった「アダン筆」
繊細な維管束のアダン(タコノキ)の根から作る毛筆。書は嗜まないが、普通の毛筆と又
違う味わいがありそうな予感がする。作り方は分かったので、いろいろな太さの筆作りに挑戦してみたいと思う。
(つづく)
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